全国初、山形県藤島町が条例で遺伝子組換え作物の栽培禁止
藤島町議会の画期的な決定
2002年12月14日、藤島町議会12月定例会にて、全国初となる遺伝子組み換え農産物の栽培規制や、有機農産物生産の奨励を盛り込んだ『人と環境にやさしいまちづくり条例』が制定されました。
条例では持続可能な「環境にやさしい暮らし方」、安全・安心な「循環型社会」のまちづくりを宣言しています。
遺伝子組換え作物については、第8条3項で「食料生産基地としての信頼を確保するため、遺伝子組み換え農産物等の監視を強化し、町の許可なく栽培しないように規制を設けること」と栽培を禁止しています。
「バイオ作物懇話会」など遺伝子組換え作物(大豆)の栽培を始める生産者の動きが懸念されるいま、自治体による遺伝子組換え作物の栽培禁止条例は画期的です。この動きを全国の自治体に広めたいですね。
2月22,23日藤島町で開催された日本有機農業研究会大会で阿部昇司町長よりこの条例について紹介され、大会では「反GMO藤島宣言」が出されました。
(2003/2/26)